平成16年度からの2年間にわたって、ビジネス実務学会の助成の下、大手前大学社会文化学部において行われてきた調査・研究の報告書である。研究の目的は、大学生の就職活動をその成熟度および心理的側面から捉えることと、それらの結果を基に有効な援助方法を考案することにあった。著者は主に後者を担当。キャリア教育の教材および教育方法を、「身近さ」、「まねる」、「楽しむ」をポイントにして開発・実践し、その内容および効果や課題について報告した。 「Ⅳ実践に向けて」(pp.72-80)、特に教材(pp.72-79)の開発と実施結果の部分を担当 芳田茂樹・酒井健・野坂 純子、福井 洋子、水原 道子、坂本理郎